こんにちは!るか(@ruka_a5)です。
私は2018年1月にファイナンシャル・プランニング試験3級を受験し、無事合格しました✨
社会に出たばかりで、元々お金に関する知識があったわけでもありません。
でも、色んな方が言っているように、ちゃんと勉強すれば受かる!そんな試験でした。
実質しっかり勉強したのは仕事の合間を縫っての約2週間です💦
これから受けたいな〜と思っている方の参考になるよう、私の勉強法や試験当日のレポを公開します。
ちなみに私の点数は学科が46/60点、実技が40/50点。
学科・実技ともに合格点は60%(学科が36点、実技30点)です。
それぞれ余裕を持って10点上回っての合格でした😊
せっかくだから合格はしたいけど高得点にはこだわりが無かった自分。
ですが、それでも嬉しい結果になりました!
プロのファイナンシャルプランナーになりたい!という方は私のような詰め込み型の勉強はお勧めしません。
なぜなら、その先の2級・1級も見据えて基礎の3級はしっかり勉強しなければいけないからです。
私と同じように、ひとまず合格できればいいかなという方は是非参考にしてみてください!
お金について知る1つのきかっけとして大変オススメな資格です。
FP3級を受験するメリット
今回合格して思うのは、後回しにせず思い立ったときに勉強してよかった!!ということです。
もともと、保険や税金、株式などの堅苦しい言葉には苦手意識。
社会に出て、実際に自分が税金や年金を払うようになって、その思いは強まるばかり。
これから先の人生、お金が絡むイベントは増えていくはず。
どうせなら、慌ててその都度調べるより、今のうちに一通り勉強しておきたいという想いがありました。
受かってみて、改めて受験してよかったと思う理由は3つあります。
- 未来の自分の苦労を軽くできる
- 無知のせいで損する機会を減らせる
- お金のことを考える良いきっかけになる
以上のメリットを考えたら、受験料や勉強時間は元を取れます。
メリット①未来の自分の苦労を軽くできる
何かをするとき、具体的なことは忘れていても「そういえばこんなのあったなあ」となんとなく覚えているほうが、気が楽ですし頭に入ってきます。
将来、お金のことを全くの無知の状態で調べたり、子供がいてゆっくり勉強できないタイミングで調べたりするのって大変ですよね。
その苦労を、ゆとりがある今のうちに前借りすることができます。
メリット②無知のせいで損する機会を減らせる
税金の控除など、知っているとおトクなお金の仕組みも世の中には多数存在します。
こういった制度は、基本的には自ら活用しないと適用されないです。
知識が無いせいで損をするのは絶対に嫌でした。
FP3級では税金や年金の基礎について体型的に学ぶことができます。
メリット③お金のことを考える良いきっかけになる
お金の知識に触れる機会が増えれば、少しは日常のお金の使い方も考えるきっかけにもなります。
私も実際にこのFP3級が1つのきっかけになり、投資信託を始めました。
若いうちにお金のことをよく考えて行動するようになると、将来になって大きな差になります。
迷っている方、ぜひ受験してみましょう!✨
ちなみに:FP3級は資格としての効力は弱い
正直、FP3級は勉強すれば誰でも取れるような試験なので、資格としての力は弱いです。
つまり、履歴書に書いて強いパワーを発揮するかというと、微妙なトコロ。
資格を仕事やキャリアに生かしたいという方にはあまり向かないかもしれません。
もちろんその上のFP2級、1級を取りに行くなら話は別です。
生きていくには多くのお金が必要で、2000万円問題が話題になったりしている今。
ファイナンシャルプランナーさんの需要は右肩上がりだと思います。
お伝えしたいのは、3級だけでは大した世間的なアピールにはなりませんということです。
FP3級の申し込みについて
私が受験を決めたのは9月半ばで、受験日は1月末。
前回の受験申し込みが終わったばかりで、受験までの勉強期間は4ヶ月以上。
一番ゆとりがあるタイミングで受験を決めました。
後述しますが、これがアダとなりました。
申し込みをきんざいかFP協会か選ぶ
FP試験は金融財政事情研究会(きんざい)とFP協会、2つの団体から申し込むことが可能です。
3級と2級の試験日、受験料、受験資格、学科問題の内容は同じです。
実技問題は科目と問題が異なります。
※1級のみ、きんざいだけが実施しています。
私はきんざいで受験しました。
理由は、ただ各ブログや受験記を見ていてきんざいがオススメという声が多かったから。その程度です。
また、正直迷うほどの大差はないという声が多かったのも事実。
どっちでもいいからとにかく申し込みをして、迷う時間は勉強に回しましょうという意見もありました。
どちらも多くの人が受験しています。
どちらかが圧倒的に有利なら、ネットでもそのことを伝える意見が多いはずですよね。
あまり迷わずに、きんざいにしました。
FP3級はネットから申し込みが便利!
個人の申し込みはネットから可能です。
クレジットカードも使えるので便利ですよ。
他に、申込書を使って郵便での申し込みもできます。
ネットから申し込みの手続きを進めていると、「いかなる事由でも返金はできません」的な文面。
本当に私は受験するのか?合格できるのか?と一瞬たじろぎますが、ここで止まっていてはいつまでも勉強できません!
ネットショッピングをしているときのノリと勢いを思い出し、申し込みボタンをポチりました。
FP3級の参考書は最新のものがおすすめ
受験を思い立ってすぐ、本屋さんに参考書を買いに行きました!
私も最初フリマアプリなどで安く買えないか探していました。
しかし、FP試験の問題は法律が変わったがために年度で答えが変わることもあります。
その1題に泣くことになったら悲しいですよね。
フリマアプリは実際に受験して勉強し終わった人が出品しているので、年度が古いものが多いのです。
最新のものが出品されるのを粘り強く待つくらいなら、その時間を勉強に回そうと思いました。
私の持論になりますが、勉強代はケチらない方が元を取るためにしっかり取り組めます。笑
ですが、参考書を何冊も買ってやみくもにやればいいわけではないです。
これ!と決めた参考書・問題集をやりきりましょう。
私は各ブログや受験記で一番名前を見かけることの多かった「みんなが欲しかった!」シリーズを選びました。
受験生の気持ちを捉えた工夫が色々とされており、売上も第1位※です。
※紀伊國屋書店Publine調べ2014年1月〜2019年3月 (FP試験対策書籍分野)
参考書って、白黒で文字がビッシリ並んでいると、やる気が失せますよね(泣)
この「みんなが欲しかった!」シリーズは、他の参考書に比べてカラフルで図解や語呂合わせが多いのが特徴です。
大事なポイントは板書書きをイメージした解説があって直感的で、メリハリがあって覚えやすいです。
高校でも、テストのときには板書やノートの雰囲気を思い出しながら解答したなあと昔のことを思い出しました。
赤シートも付録として付属しています。
こちらの参考書、452ページと持ち歩きには少々重たいです。
ですが出版元のTAC出版のサイトで、なんと購入者限定で板書ページのPDFが無料ダウンロードできます。
私も直前の移動時間はスマホで板書を眺めていました!
同じシリーズで問題集もあるので、セットで購入。
実際の試験で出題された過去問題が使われていて、実践的!
しかも回答はただ答えを解説するだけでなく、その範囲で抑えるべき内容が改めて簡潔にまとめてあります。
問題集の答え合わせをして、ここ怪しいからもう一度しっかり復習しておきたいなあという時。
いちいち分厚い参考書の該当ページを探すのは面倒なので、参考書の内容が回答にもまとめてあるのは非常に便利です。
実質2週間!私のFP3級勉強法
私のFP3級の勉強は、次のような流れです。
- チャプターごとに参考書を読み問題集を解く
- 模試をやってみて、回答もしっかり読む
- 苦手分野を意識しながら問題集を周回する
- 当日は頻出分野を参考書で最終確認
学習時間は1週間+中だるみ+1週間という感じで、実質2週間となっています。
当初のスケジュールは、着実に
時間もあるので、着実にゆっくり進める余裕があると考え、1日1チャプターを目標に進めました。
仕事帰りの隙間時間を使うことになりますので勉強時間は1日1〜2時間くらい。
流れとしては、
- 1日で「参考書を読む⇒参考書の例題を解く⇒解説を見ながら答え合わせ」
- その翌日に「前日やった分野の問題集を解く⇒解説を見ながら答え合わせ⇒特に弱いと感じた部分は参考書見返す」
という感じでした。
1日1チャプターの進みでも、教科書+参考書を1周したあと参考書だけ数周して、最後に模試にもたっぷり時間が取れる計算です。
中だるみを防ぐことができれば、しっかり時間をとり着実に進める方法が一番確実だと思います。
長すぎた中だるみ
最初の1週間はモチベが続いて継続できていたのですが。
ある日会社の帰りが遅くなったため、まだ試験まで余裕もあるし、今日はいいやと思ってしまいました。
…はい、お察しの通りです。
それからたまに1、2ページやることは数回ありましたが、なんとそれから試験の1週間前まで3ヶ月間、ほとんど勉強はしませんでした!
お正月休みも、そろそろ…という思いはあったのですが、テレビを見てこたつで暖まっていると冬休みが終わっていました。😓
最後の1週間で詰め込み!!
試験を1週間半後に控えた金曜日、流石にヤバい、と思って参考書を開いて絶望です。😱
ノータッチの分野の量の多さ、さらには9月にやったところも数ヶ月前なので忘れている。
ここからスイッチが入りました!
結果として、最初の1週間+詰め込みの1週間の計2週間で合格点を上回る結果が得られました!
当然ですが、余裕がある方は地道にコツコツ勉強することをオススメします。
やらなきゃと思いながらやらないのは精神衛生上よくないです。
残り時間が少ない方は是非参考にしてくださいm(__)m
最後の1週間は、多少睡眠不足になりつつも仕事帰りに3時間くらいを確保しました。
とにかく参考書を読み進めながら問題集をこなし、1日4チャプターほどやったりもしました。
脳科学的にも、記憶するためには反復が大切。
しっかりと1回だけ読むより、多少怪しくても数回繰り返すことを意識していました😊
そんなこんなで、一通り参考書・問題集が終わったのは試験前の金曜日。
試験は日曜日に迫っています。
金曜日の最後に模試をやってみたところ、点数はほぼ合格点と同じでした。
勘で解いた問題もあるので、運が悪かったら落ちてます。
不安な気持ちのまま(自業自得)、試験前日になりました。
前日の土曜日は丸一日ほとんど勉強に費やしました。
まずは問題集を1周し間違えたところに印をつけておき、2周目は間違えた問題だけやりました。
ここまでくると自分の得意分野・苦手分野や、頻出分野も分かってきます。
問題を解くだけでなく、自分の苦手分野も改めて参考書を読み返し、覚え直しました。
苦手分野が多すぎて、覚えたそばから抜けていくので半泣きです。
また、参考書の言葉の意味を理解しきれていない部分もありました。
数ヶ月余裕があれば、ネットでしっかり調べたりできたはずですが。
そんな余裕も無く、当日を迎えました。
FP3級試験当日の過ごし方
当日は頻出範囲を徹底する
当日は午前中から試験が始まりますが、朝少し余裕を持って起きて参考書を見返しました。
FP試験には毎回出題されるような頻出分野がいくつかあります。
株式投資の評価指標や、建築基準法などです。
直前は頻出分野を取りこぼしのないように取り組むのが効率が良いです!
当日の朝の電車は周りを見渡してみるとFP試験の参考書を読んでいる人がかなりいました。
センター試験の朝みたいで驚きました。
こんなに多くの人が受験するんだから大丈夫だ、と今思えば根も葉もないことを考えました。笑
FP3級試験会場の雰囲気
私の会場は四ッ谷にある上智大学でした!
上智大学内でまさかの他の資格試験も同日に行っているようで、すごい人でした。
早めに家を出たつもりでしたが、お手洗いなども済ませたりしていたらすぐに時間になってしまい、思っていたほど復習できませんでした。
余裕は十分に持って家を出ましょう🌟
試験時間の配分について
試験時間の配分ですが、午前は学科、午後は実技となります。
学科問題は直前に頻出問題ばかりやっていたおかげで、意外とスラスラ解けます。
たまに、自信が無い・わからない問題もありました。
総合的にはおそらく大丈夫かな、くらいの手応え。
早く終わった人は規定の時間内で途中退出できます!
途中退出してる人はかなり多いので、一通り見直ししたら途中退出し午後に備えるのが良いでしょう。
午後は実技問題です。
実技と言っても、今までの基礎知識をかけ合わせて問題を解くもの。
選択式であることには代わりありません。
実技の勉強は模試でしかできていなかったので、手応えは全くありませんでした…
もしかしたら午前の学科問題だけ合格かも、と思ったのを覚えています。
そんな感じで試験当日が終わりました。
お昼ご飯は持参しよう!
お昼は持参するか、家の近くのコンビニなどで調達するほうが良いです。
私は朝向かう途中に現地のコンビニで何か買えばいいやと電車に乗りました。
しかし!現地についてから意外と会場の近くにコンビニが無いことに気づきます。
慌てて駅の売店で微妙なお弁当を買いました。
慣れない土地でアタフタするより、家や地元で準備するのが賢明です。
お昼休みは、本当に貴重な勉強時間。
会場にもよると思いますが電車内でも参考書を読んでいる人をチラホラみるほど受験者数が多い資格です。
会場の近くにファミレスやファストフード店、コンビニがあったとしてもお昼の時間は混み合いますし、移動の時間も勿体ないです!
私が受験前に不安だったのが、食べる場所が用意されてるのかな?受験会場で飲食していいのかな?という点でした。
実際、当日は会場の教室は食事禁止でしたが、食事もできる休憩スペースとして教室1つが解放されていました。
気分転換をするという意味であえて会場や外をぶらつくのも良いと思います。
大学などの試験会場って椅子が固かったり空気がこもりやすかったりで、頭がぼーっとしてきます。
特に私の受験した1月は教室に暖房がかかっているので、尚更でした。
お昼ご飯を食べると、眠くなってきますしね。
FP試験が終わったらするべきこと
当日試験後は、オフィシャルサイトほか、TACや資格大原などのサイトでも回答が確認できます。
せっかくなので記憶が新鮮なうちに、自己採点をしてみましょう。
結果は合格発表日にウェブで確認ができます。
受験から発表日まで1ヶ月半ほど空きます。
結果通知が届くのはさらに後になるので、できればウェブで確認しましょう。
しばらくして合格通知と合格証書が改めて届きました。
ちなみに:FP2級は3級よりも格段に難しくなる
FP3級の上は、FP2級です。
受験するか迷いましたし、挑戦するなら3級の知識が頭に残っているうちに、とも思いました。
ですが、私は当面は受けないことに決めました。
2級の取得は、3級と比べ物にならないほど難易度が高く、合格率も低いです。
必要と言われている勉強時間も格段に違います。
当初の知識を一通り学びたいという目標はひとまず達成できたので、とりあえずは3級で十分かなあという感じです😊💓
まとめ:FP3級はつめ込み学習も可能だができれば着実に勉強しよう
FP3級の私の学習方法・期間と当日の過ごし方についてまとめました。
人生で避けて通れない「お金の知識」を体型的に学べる良いきっかけになります。
迷っている方は、ぜひ挑戦してみてください!